母趾種子骨炎に関する質問集
足裏の親指の付け根の部分が痛みます。軽いうちは長く歩いた時、ハイヒールを履いた時に痛みますが、重症になると常に痛くなります。外反母趾のために起こる事が最も多く見られます。
触ってみると、5〜10mmの骨が皮膚の下に触れ、痛みます。ひどくなると腫れる事もあります。
ひどいタコ(胼胝)になることもあります。この場合、タコを削っても一時的に無くなるだけで、同じ靴や裸足になれば再発してしまいます。
母趾種子骨炎のフット・プリントです。母趾種子骨に体重が集中して掛かっているのが解ります。これを参考に足に合わせて厚い中敷きを作ります。
母趾種子骨炎も外反母趾と同様に開張足が一番多い原因です。開張足になると種子骨が外側に移動して第1中足骨に踏まれて痛みます。ちょうど靴の中に小石が入った状態となり、痛みます。
矢印は正常な母趾種子骨です。X線写真で正常な種子骨でも開張足で足底の軟部組織(肉のこと)が薄い、ハイヒールを長く履いた等の原因で痛む事が有ります。
外反母趾では開張足があり、多くの場合、足底の第2足趾の付け根にタコ、痛みが出る事が多いのですが、母趾種子骨が小指側に移動し、体重が集中して掛かり、種子骨部の痛みが出ることもあります。
矢印に示す種子骨は割れており、分裂種子骨と呼ばれます。生まれつき、または骨折と考えられますが、X線写真では区別が難しいのが現状です。治療は両方とも同じです。
左母趾の赤い矢印に示す種子骨は右に比べて小さく種子骨の低形成です。生まれつきと考えられます。この場合には片方の種子骨に体重が集中して痛みがでます。この例では厚い中敷きによる治療が良いと思います。
上の写真と同じ患者様です。種子骨の軸射撮影をすると良く解ります。
足の全長の厚い中敷きで治療します。通常の市販靴に入る土踏まずだけの短い薄い中敷きでは、効果が薄く、厚い中敷きが必要です。そのため、ドイツの整形靴、または厚い中敷きの入る運動靴を用います。
横アーチを支持するために中足部のパッド(ペロティ)が良く効きます。
さらに、この厚い中敷きの種子骨が当たる位置を軟らかい材質に調整します。こうした調整は、ドイツ整形靴を扱う靴屋や一部の病院で行っています。
歩けないほど強い痛みが持続する場合には、手術により種子骨を取り除きます。中敷きで良くなる事がほとんどなので、私はめったにこの手術をしません。運動選手やプロ・ダンサーなど、厚い中敷きの治療では良くならない時だけ行います。
母趾の付け根の足底が痛み、レントゲン写真を撮ると割れている事があります。激しくぶつけた後など、骨折と考えられる事もありますが、もともとの分裂種子骨と見分けるのは困難です。そのため、母趾種子骨の骨折の治療は、分裂種子骨と同じに行います。
ホームに戻る / 次のページは扁平足は....